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「相模原市消防団 中央方面隊 第4分団 第5部 光が丘消防団」の活動実績
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消防団員としではなく、自主防災隊として、相模原市危機管理室主催のセミナーに
本日参加しました。
場所は市民会館の大ホールで、13:00~15:00の講演でした。

講師は、防災システム研究所所長の山村 武彦氏。
東日本大震災後、多くのテレビ番組に出演されておられてました。
震災直後は硬いお話でしたが、本日の講演は、昼食後の
眠い時間帯を意識されてか、時々、面白い話を交えて頂いたので、
眠くならずに聴くことができました。

講演の後半では、
「火災を発見した際、皆さん最初に何をすべきか知っていますか」の
問いの答えを言う際、「火事だーっ!!!って言うんです」よと
本当に大きな声をだされ、「これで8人の人が起きた」と言って
皆を笑わせていました。

これもこの位の大きな声を出すんだということを実践してくれた
んだと思います。

講演のテーマは、「大規模災害時における共助(近所)の
重要性」でした。

近所から分かるように、災害時、守る優先順位は、自分、家族、ご近所。
ご近所が助け合う必要があることを力説されていました。

また、大きな地震では、机の下にもぐりこむのは危険。
上から物が落ちてくるのは防げるが、大きな地震では部屋や
建物から出られなくなる危険があるので、机の下にもぐりこむのではなく、
安全ゾーン(倒れるものがない、スペースがある、階段があれば
階段を使って外に出やすい場所)に移動する。地震が収まったら、
階段で非難すると言われていました。

3月11日の地震の際、私は「机の下に入った方がいいですよ」
と同じフロアにいた人に言ってしまったことが気になりましたが、
一律、机の下に入ってはいけないのではなく、その場に応じえて
建物は壊れないが、上から何か落ちてきそうな場合は、机の
下に入っても良い、要はその場に応じた臨機応変の対応が必要
とのこと。

釜石市立東中学校は、普段から避難訓練を頻繁に行っており、
今回の地震で逃げる際は、近くの小学生の手を引き、近所の
寝たきりの方を負ぶって逃げ、通常の避難先(老人ホーム)では
危険なので、更にその上の石材店を目指して移動し、全員無事で
あったとのこと。

東京ディズーランド/シー(TDL、TDS)は、訓練が年間180日行われて、
地震当日の対応振りをCSR交え話されていました。
TDL、TDSの件は、新聞や、テレビでも報道されていたので多くの
方が知っておられると思いますが、年間180日とういう訓練は、
通常の企業では考えられないですが、それだけ、お客様(ゲスト)
を考えておられることが分かります。
また、アルバイト(キャスト)がアルバイトに対応方法を説明し、
現場のアルバイトに裁量権を与えていたのもすばらしいです。

向こう三軒両隣で助け合う組織が必要と言われていました。
向こう三件両隣であれば個人情報もそれほど気にならないので、
共助(近所)の重要性を話されていました。

ためになるお話は、多くありましたが、
災害時における優先順位

 ①知らせる(通報)
 ②消す(応援)
 ③助ける(救出)
 ④逃げる(避難)

と言われていました。

大きな地震でも直前に微動があるので、ここでスイッチをいれ、
避難のためにドアを開ける等する。
「あ、地震だといって周りを見回していたらだめ、すぐに
行動しないさい」と言われていました。

残念ながら、パワーポイントの資料は配布されず、目次のみ
配布されました。
1000人位参加されたと思います。
皆さん自主防災隊や自治会の防災部の方ですので、
非常に興味を持って聴かれ、講演で得られたものを自主防災隊や
自治会に持ってかえり、水平展開されるものと思いました。

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